オキゴンベ
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管理No
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ac005-001
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和名
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オキゴンベ
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学名
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Cirrhitichthys aureus
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分類
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条鰭綱/スズキ目/ゴンベ科/オキゴンベ属
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大きさ
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全長14cm
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分布
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相模湾以南。中国、インド。
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生息域
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やや深い岩礁の崖
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解説
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○体高が高く、体色は一様に黄色かオレンジ色で、背鰭の第1軟条が長くのびて、背鰭が無斑で、体側に不明瞭な暗色斑があるのが特徴。
○ゴンベ科の魚って美しい小魚が多く観賞魚として有名。日本産で14種いる。ゴンベとは変わった名だが、もともとは「権兵衛」だ。江戸のむかし、赤ちゃんのうなじに少し毛を残して剃った。この風習は大正くらいまではあったらしい。この髪型を権兵衛といい、背鰭第1軟条がのびるものが多い本科の名になっている。 英名がホークフィッシュといい、枝に止まっている鷹のように、サンゴや岩の上に止まっていることが多い。鰾(うきぶくろ)は無く、遊泳性に欠けるが、全く泳がないわけではない。底に止まっている時は胸鰭で体を支えているので、胸鰭はやや発達している。 ○小型魚類だが肉食性で、底生動物などを食べる。 ○産卵期は夏で、日没時に産卵行動が見られる。雌性先熟の性転換魚で、雄はハレムを作り数尾の雌と暮らす。群れの中で一番大きな個体が雄へと性転換する。 ○一般の雌性先熟の性転換魚の生殖腺は、はじめは卵巣のみであるが、性転換とともに卵巣は無くなり精巣組織に置き換わる。ところが、オキゴンベは雄になっても卵巣部分が消失せずに残り、逆に雌になっても精巣部分が残っている。群れの都合に合わせて両方向の性転換ができるのである。このような両方向の性転換ができる種は他にオキナワベニハゼやダルマハゼ、イチモンジハゼがある。 |
オキゴンベ(yg) 2.5cm -25m |
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オキゴンベ 5cm -25m |
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オキゴンベ(yg) 4cm -25m |
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オキゴンベ 6cm -12m |
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オキゴンベ 10cm -15m |