アイゴ
管理No
ac018-006
和名
アイゴ
学名
Siganus corallinus
分類
条鰭綱/スズキ目/アイゴ科/アイゴ属
大きさ
全長30cm
分布
山陰・下北半島以南、琉球列島。台湾、フィリピン、西オーストラリア。
生息域
岩礁域の藻場。
解説
○日本産アイゴ科の背鰭は13棘10軟条、臀鰭は7棘9軟条、腹鰭は1棘3軟条1棘だ。棘だけでいうと背鰭13本、臀鰭7本、腹鰭4本(2本×2)の26本に気をつけること。
○アイゴ科はアイゴ属1種のみの分類群である。胸鰭、尾鰭をのぞく、鰭の本数は、すべての種で同じで、背鰭が13棘10軟条、臀鰭が7棘9軟条、腹鰭が1棘3軟条1棘である。腹鰭は棘と棘にはさまれた形になっている。これらのすべての棘には毒腺があり刺されると、かなり痛むので注意!
○日本産アイゴ科魚類は13種いて、見分けるのが難しいグループだが、琉球列島をのぞくと、ほとんどがアイゴである。そのなかで、小白斑が多数ちらばる南方型のアイゴがいて、それをシモフリアイゴと別種にしていたのだが、その後の研究で同種となった。そしてシモフリアイゴ型ということになっている。
○体高は高く、背鰭の棘条部と軟条部の間に欠刻がある。尾鰭は湾入形。体色や斑紋は変異が多く、また興奮すると、急に変わったりするので難しいが、黄褐色の地色に白点があるのがふつうだ。大きくなると斑紋が消えて、一様に褐色になる。

アイゴ  15cm  -10m
2009/01/10  西伊豆 大瀬崎 湾内
Canon EOS KissDigitalN 60mm

セルフナイトダイブ中にアイゴが就寝しててナイトバージョンに染まっているところが見れました。夜になると色が変わる魚が多くいて、アイゴもその一つとして知ってはいたのですが、この目で見るのは初めてでした。たまに夜潜ると面白い発見があります。

アイゴ  5cm  -8m
2008/10/03  伊豆大島 秋の浜
Canon EOS KissDigitalN 100mm

今年はアイゴの幼魚が各地で沢山見られ、時にはチビが浅場一面に群れていたこともありました。今回は数匹単位で群れていました。地味な魚で小さくても大きくても、あまり撮影されることは無さそうですね。

アイゴ  30cm  -15m
2008/06/15  西伊豆 大瀬崎 柵下
Canon EOS KissDigitalN 60mm

普段は黄色っぽくて泳いでいるのを良く見かけるのですが、今回は斜面で止まってるし、しかも色が普段とは違って、柄があるような感じになってました。撮りやすい方向に回り込んでみると、体に大きな切り傷がざっくり。アイゴは体色を変化変化させるのだが、かなり弱っていてこんな色になっていたんですね。

アイゴ  30cm  -15m
2007/09/09  西伊豆 大瀬崎 柵下
Canon EOS KissDigitalN 60mm

伊豆では結構定番で、大瀬の外海とかだと30cm越えの大きい奴が普通に見れるのですが、何気に撮影するのは初めてでした。黄色くて大きくて目立つのだが、なかなか撮影されることのない魚ではないでしょうか。



2007/09/09
大瀬崎

2008/06/15
大瀬崎

2008/10/03
伊豆大島

2008/08/31
富戸

2008/11/22
富戸

2009/01/10
大瀬崎

2009/09/21
安良里

2009/11/23
伊豆大島

2011/01/22
大瀬崎

2011/01/22
大瀬崎

2011/01/30
大瀬崎

2011/02/27
大瀬崎

2011/09/27
セブ島 マクタン

2012/08/25
大瀬崎

2012/08/25
大瀬崎

 

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