ニザダイ
管理No
ac019-001
和名
ニザダイ
学名
Prionurus scalprum
分類
条鰭綱/スズキ目/ニザダイ科/ニザダイ属
大きさ
全長50cm
分布
宮城県以南。台湾。
生息域
岩礁域。幼魚は浅所にある岩の下など。成魚は水深5〜10mの岩礁域。
解説
○最大の特徴は尾柄部に4〜5個の黒い斑紋と棘のある骨質板があることで、そのうちの3個は特に大きい。棘は大変よく切れ、この棘を外科医のメスに例えて、英名ではsurgeonfish 外科医魚と呼ばれる。
○体型は側扁した楕円形で、吻は少し突き出し、口は小さい。鱗は小さく繊毛状で体色は灰褐色だが、成魚になると銀白色へと変化する。幼魚の体は丸く、尾鰭は白い。
○胸鰭が大きく、鳥がはばたく様にして泳ぐ。また、大きな胸鰭は岩礁域で餌を食べるときに、バランスをとるために都合がいい。餌は石灰藻類を主に食べ、紅藻類や緑藻類を食べる藻食性であるが、オキアミなども食べる。

ニザダイ(+寄生虫)  25cm  -10m
2010/11/05  高知県 柏島 勤崎
Canon EOS 7D 100mm

何か傷ついたニザダイがいると思ったら、目元にぶっすり寄生虫が刺さってました。しかも反対側にも全く同じところに、寄生虫がぶっすり。何とも可愛そうなニザダイ君でした。

ニザダイ(yg)  4cm  -2m
2008/06/08  東伊豆 川奈 ビーチ
Canon EOS KissDigitalN 60mm

EXIT間際の浅場で、小さくてハギの幼魚っぽい奴が泳いでいました。見たことないお姿だったので追いかけて、何とか証拠写真だけ撮れました。帰ってじっくり見てみると、特徴的な骨質板が見え、ニザダイの幼魚だとわかりました。成魚はそこら中で見かける普通種ですが、幼魚は初めて見ました。探せば結構居るのかな?

ニザダイ  25cm  -10m
2003/09/14  東伊豆 八幡野 ビーチ
Canon Power Shot S40

温帯では超普通種で、伊豆の各地で見ることができます。ここ八幡野でも大きめのサイズのがかなり群れているのだが、単独でふよふお泳いでる奴を撮影してみました。見てのとおり魚らしい魚の形で、尾柄の4つの黒色斑が水中でもとても目立つので間違えることは無いでしょう。



2003/06/14
八幡野

2003/09/14
八幡野

2008/06/08
川奈

2008/10/03
伊豆大島

2010/01/03
伊豆海洋公園

2010/07/31
大瀬崎

2010/11/05
柏島

2010/11/05
柏島

2012/09/05
柏島

2012/09/05
柏島

2012/09/05
柏島

 

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