ヨメヒメジ
管理No
ac042-001
和名
ヨメヒメジ
学名
Upeneus tragula
分類
条鰭綱/スズキ目/ヒメジ科/ヒメジ属
大きさ
全長30cm
分布
南日本。インド洋、太平洋。
生息域
浅海の砂地と岩礁の境界域。
解説
○体側中央に明瞭な暗褐色縦帯、頭部や側線下の体側に多数の明瞭な暗褐色斑点がある。背鰭に大暗褐色斑紋があり、橙赤色のこともある。腹膜は透明〜白色。
○ヒメジ属で、尾鰭の上葉と下葉の両方に暗色帯があるのは、ヨメヒメジ、ミナミヒメジ、ヨコヒメジ、シロガネヒメジの4種いる。ヨメヒメジは、目を通る明瞭な褐色(個体により明るい色になって橙色)縦帯が特徴ではあるが、ヒメジ科魚類は、体の色や斑紋を一瞬に変える。ヨメヒメジの縦帯は消えることはないようだが、4,5個に分断されたりする。4種の中で体側に褐色(個体により橙色)小斑点がちらばるのはヨメヒメジしかなく、この斑紋は消えないので、判別が可能である。

ヨメヒメジ  20cm  -25m
2008/05/05  沖縄本島 ナカユクイ
Canon EOS KissDigitalN 60mm

温帯から熱帯まで砂地でよく見かけるお魚で、たまにこんな風にやたらと群れていることがあります。しかも泳がずに着底して、みんな同じ方向を向いているので、ちょっと異様な光景です。いったい何をしているのでしょうね?

ヨメヒメジ  20cm  -15m
2005/12/27  西伊豆 大瀬崎 湾内
Canon EOS KissDigitalN 60mm

伊豆では定番のお魚で、砂地の上を泳ぐのではなくて這っている姿が良く見られる。自慢のお髭を地面にたらして、水底を這っているお姿は、犬が地面の匂いを嗅ぎながら歩いている姿を連想します。ダイビングを始めた頃は、そのお髭につられて写真を撮っていましたが、回を重ねるごとに見向きもされなくなりますね。



2001/11/04
大瀬崎

2005/12/27
大瀬崎

2007/12/28
大瀬崎

2008/02/09
沖縄本島

2008/05/05
沖縄本島

2011/09/30
セブ島 マクタン

 

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