アイナメ
管理No
ac053-001
和名
アイナメ
学名
Hexagrammos otakii
分類
条鰭綱/カサゴ目/アイナメ科/アイナメ属
大きさ
全長65cm
分布
日本各地。朝鮮半島南部、黄海。
生息域
浅海の岩礁域。
解説
○尾鰭の後縁が截形で、側線が5本あることが特徴。
○鰾がなく、泳がないと沈む。稚魚は活発に水中を泳ぎ回り、背側が青緑色、腹側が銀白色で、表層のプランクトンを食べて生活する。全長5cmくらいになって親と同じような茶色い体色になり着底生活をはじめる。
○秋〜冬の産卵期になると縄張り雄の体色は黄色くなり、潮通しのよい浅場の岩礁域か転石域に縄張りをつくる。そこで雌をまち、雌に卵を産ませる。粘着卵で卵塊になるが、それを雄は保護する。複数の雌に産卵させるのだが、産着卵は産卵する個体により色が違い、卵の保護をしている雄が、何尾の雌と番ったのかわかる。
○縄張り雄と雌が放卵放精というときに、横から飛びこんで放精してしまう「間男」スニーカー雄がいる。この若齢のスニーカー雄は黄色くならない。また、北ほど黄色みが強く、南になると黄色みは弱くなるようだ。
○アイナメ科魚類は、日本の冬を代表する魚である。北日本ならばアイナメとウサギアイナメが代表であり、西日本ならアイナメとクジメが代表である。なかでもアイナメは、北海道から九州まで広く分布する。

アイナメ  0.5cm  -8m
2009/12/19  宮城県 志津川湾 2つ根
Canon EOS KissDigitalN 60mm

だいぶ成長して、お魚の形を成してきた、卵の中のアイナメの稚魚です。透明の体に、大きな眼がしっかりと写っています。ハッチアウトが見てみたいですね。

アイナメ  50cm  -8m
2009/12/18  宮城県 志津川湾 2つ根
Canon EOS KissDigitalN 60mm

大きなアイナメが卵を守るようにあたりをうろうろしてました。寄ると逃げて行きますが、こちらが去るとまた卵の周りに戻ってきます。すいません子育て邪魔しちゃって。冬の志津川湾では良く見られる光景です。

アイナメ  25cm  -5m
2006/11/05  宮城県 志津川湾 2つ岩
Canon EOS KissDigitalN 60mm

志津川の海では泳いでいたり、岩の上で休んでいる所が普通に見られます。伊豆では見た記憶が無く、今回が初見でした。婚姻色に染まると黄色くなるらしいので、それも見てみたいですね。ちなみに旅館ではこいつの刺身が出てきましたが、とても美味しかったです。



2006/11/05
志津川湾

2006/11/05
志津川湾

2009/12/18
志津川

2009/12/18
志津川

2009/12/18
志津川

2009/12/19
志津川

2009/12/19
志津川

2009/12/19
志津川

2009/12/19
志津川

2009/12/20
志津川

 

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