アナハゼ
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管理No
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ac065-006
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和名
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アナハゼ
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学名
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Pseudoblennius percoides
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分類
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条鰭綱/カサゴ目/カジカ科/アナハゼ属
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大きさ
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全長21cm
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分布
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北海道南西部以南。
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生息域
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沿岸のアマモ・ガラモ場。
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解説
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○体は細長く側扁し、吻は細く尖る。眼上部に皮弁がある。尾鰭後縁は湾入しない。体表は滑らかで、体の斑紋は変化に富み、褐色の明瞭な斑紋のあるものから、ほとんど無斑のものまでいる。腹面は緑っぽくなるものが多いようだ。
○カジカ科アナハゼ属魚類は日本の固有種で、北方系のカジカ科のなかにあって、日本周辺の浅海で種分化し、九州まで南下してきた。アナハゼ属は9種いるのだが見分けが難しく、未記載種も数種含まれている。 ○体側下半部に白斑が多ければアサヒアナハゼ、ないか小さければアナハゼ。腋部(えきぶ=胸鰭内側の体側の付け根)に小鱗があり、体側下半部に明瞭な小白斑があり、側線上に小黒斑が並べばキリンアナハゼ。キリンアナハゼとアナハゼは、よく似ており、近年になって別種とされている。どちらも下顎腹面に暗色斑はなく、薄い褐色域があり、側線上に小皮弁がないことで、他種と区別される。 ○泳ぐことが得意でない底生魚で、海底にじっとしていてあまり動かない。食性は動物食で、モエビ、アミ類、ハゼ類、イシモチ類を食べる。共食いをすることもある。待ち伏せ捕食をし、大きな餌を飲み込んだ時、柔らかな腹をいっぱいに膨らますことができる。 ○アナハゼの雄は肛門の直前に体長の10%以上にもなる円筒状の大きなペニスを持つ。また、雌も産卵する為の伸縮自在の産卵管を体内に格納している。 |
アナハゼ(♀) 10cm -6m |
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アナハゼ(夜間色) 10cm -10m |
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アナハゼ(卵) 3mm -10m |
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アナハゼ 15cm -10m |
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アナハゼ(yg) 3cm -20m |
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アナハゼ 12cm -10m |